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IPRO PFOA Free通気メンブレンは複数の欧米の車載用電子機器メーカーに納入中

発表時間:2022-06-20

1954年、デュポン社がテフロン鍋を発売して以来、アメリカの主婦の間で話題となり、全世界で流行しました。それから約60年後の2015年になってようやく、テフロン加工に使用されるPFOA添加物がアメリカで規制されました。長期間のPFOAの使用により、ほとんどの人体に蓄積する可能性があります。

 

PFOAとは何ですか。

PFOAおよびその塩は、人工的に合成された中程度の毒性を有する発癌物質で、自然環境中では分解できません。初期のPTFE樹脂の生産で、PFOAは添加剤として広く使用され、民生品にも幅広く使用されています。2018年、The Devil We KnowというドキュメンタリーがPFOAによる深刻な結果をさらけ出しました。例えば、新生児の奇形、家畜の大量死亡、癌の発生率の増加等です。

 

PFOA format

 

 

幸いなことに、蓄積されたPFOAが健康影響上の問題となる可能性は低いことで、望ましくない事態を回避することが出来ました。2001年5月23日、中国政府を含む92ヶ国及び欧州連合が 「ストックホルム条約 (POPs) 」 に署名しました。2020年、POPsはPFOAを同条約の附属書A(廃絶)に追加されることが決定されました。

 

IPROは、ePTFE膜の研究開発・製造における中国リーディングカンパニーとして、基礎材料の研究に長年取り組んできました。原材料の研究開発、加工生産、完成品検査、アプリケーションなどの総合的な能力を持ち、業界をリードするソリューションを提供するだけでなく、製品の適合性も確保しています。

 

1台の自動車には数百種類の通気製品を部品として必要としています。POPsがPFOA禁止物質リストに追加されると、多くの通気メンブレン メーカーの製品は新しい規則を満たすことができなくなります。短期的に商業的利益を生まないため、通気メンブレンのサプライヤーは基礎材料の研究開発への投資に消極的になっています。新規制導入後、いくつかのメーカーの製品が自動車メーカーでの検査でPFOAが規格外であることが報告されました。多くの世界的に有名な自動車電子部品企業は、世界中でPFOA フリー通気メンブレン製品提供できるサプライヤーを探しています。

 

green world

 

IPROの全製品はPOPs新規制の要件を満たしており、第三者機関の検査報告書を提供するだけでなく、自社の実験室でPFOAの分析・試験を行うこともできます。

 

現在、IPROはアメリカやドイツの多くの自動車部品会社にPFOAフリー通気メンブレンを供給しています。中国のPFOAに関する規制がEUほど厳しくないため、多くの中国自動車用電子機器メーカーがこの分野の研究を行っていますが、元の基準に準拠し、PFOA含有量の高いePTFE通気メンブレンを使用しています。IPROは関連メーカーに対し、PFOAフリー製品に切り替えるよう働きかけています。また、基礎材料研究への投資、新材料・新技術の開発を継続し、社会の持続可能な発展に貢献していきます。

プレスリリース

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